自宅に資産価値がある!

結不動産情報ネットワーク

2010年07月30日 16:48

日本人は、不動産に対して特別な意識を持っています。
不動産は絶対的なものと信じて強いあこがれを抱いています。

もはやこれは信仰の世界です。信仰だったら自由じゃないかと思われるかも
しれませんが、やはり間違った信仰もあるのです。

土地神話は崩壊したといいながら、心の底からそう思っている人は実は少ない
のではないでしょうか。

世間がなんと言おうと 土地には資産価値があると思っている人が絶対的に
多いのです。だから投資家は不動産投資を絶対のものと考え、いつかまた
地価は上昇すると考えるし、個人は住宅を最高の資産と考えて、強いあこがれを
抱いているのです。

そのために、知識もないのに むやみやたらに不動産投資をしたり、巨額の借金を
してまで自宅を購入したりするのです。

ある調査によりますと、「住宅を所有したい」と考える人は80%に達します。
一方、「住宅を所有する必要はない」と考える人はわずか約15%です。

さらに所有したいと考える人に理由を聞くと、「同じところに安心して住み続けたい」
人が55%で 「資産価値がある」と答えた人は23%でした。その応えから

住宅に資産価値があるとは考えなく、安心して住み続けたいと考えているのです。

例えば返済期間を35年かけて購入したとします。そして35年経過してローンが
完済したとします。誰かに貸そうと思っても老朽化した住宅は賃料は非常に
安くなります。お金を何百万円かけてリフォームすれば別ですけど、、、

そういう意味から賃料の発生しない不動産の価値は資産価値としては
ありません。それが証拠にその物件を査定させると、建物の評価は
限りなくゼロに近ずき、土地だけの評価となるでしょう。それが現実です。

バブル崩壊以来、いまだに地価下落に歯止めはかからない状況のなかにあっても
住宅や不動産を所有するということは、目標であったり、あこがれであったり、一つの
ステータスであるという思いが強いのであります。
そういう理由であるからこそ、多くの人が喜んで借金をしては長期の住宅ローンの呪縛に
あえぎながら不動産を求めて行くのです!