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成功できない起業家のパターンを、
ここで、お話しましょう。

なかなか儲からない起業家の、経営パターン。

それは、広告依存型経営です。

一度広告で、うまくいった成功体験がある企業ほど、
広告に頼った経営を行ないます。

広告を出せば売れるから、人を雇い、事務所を拡張し、
多店舗展開を行い、高コスト体質となります。

広告効果ありきの、組織づくりをしてしまうのです。

ここまでいくと、もはや広告をやめる事ができなくなります。

広告をやめると、売上が下がる。

それでは、高くなってしまった固定費を払えなくなるから、広告を出し続ける。

すると、いつの間にか販促費が異様に高くなり、固定費も高止まり。

ここまできたら、もうあとがない。

広告効果が突然落ちたら、
もう、おしまいです。

それ一つで、全ての歯車が狂います。

最終的には儲からない、反響がないと分かっていても、
広告を出し続けてしまうのです。

これが、成功できない起業家の、典型的なパターンです。

その根源は、広告という、しょせんテクニックにすぎない
「戦術」に頼った経営を、行っているからです。

戦術経営の、落とし穴であります。

ドキッとした方も、多いのではないでしょうか。

しかし、安心して下さい。

かくいう私も以前は、典型的な広告頼りの経営パターンを築いていました。

しかし、他社と違ったのは、
赤字になる広告は出さない事を、徹底していた点であります。

それは、全ての広告において、
広告の最初の反響（掲載初日とか）で、
広告料を回収する売上が、上がる広告しか出さない、
という基準を、構築していた点にあります。

ですから、赤字にする方が難しい。

そもそも、赤字になる広告は出稿しない、
というか、自動的に出稿されない仕組みなのです。

効果測定分析によって、会社の仕組上そうなっているから
損する方が、難しいのです。

さらに、後から詳しく述べますが、
人件費の圧迫がありません。

従業員の９割以上が、アルバイトか派遣社員だからです。

これが、不景気の今の時代に求められる
サーファーズ級の「戦略発想」なのです。

会社全体の仕組で、儲けを生み出していく力です。

あなたの会社が、常に戦術に頼った経営を行っているのであれば、
それは、今の右肩下がりの時代では、非常に危険な状況です。

いつ、その歯車が止まっても不思議ではありません。

もしかしたら、明日、広告の反響が、テレアポの結果が、
飛び込み営業部隊の契約数が、ホームページからの資料請求が、
今までの半分に、なるかもしれないのです。

それと同じで、いくら効果的な広告手法や、営業手法を学んでも、
短期的に効果があるだけで、会社全体で顧客を満足させるサービス体制や、
リピートを促す仕組み、顧客の声を新商品に活かす企画力がなければ、
成功は、一時的な成功に終わってしまいます。

テクニックにすぎない戦術は、短期的効果で、
瞬間きれいな打ち上げ花火だという認識を持つ事です。

成功するためには、そういう「戦術」と、人の活用を中心とした仕組み、
つまり、「戦略」とを合致させる「全社的な戦略経営と、仕組み発想」がなければ、
いつも、短期的に効果があるテクニックを求めて、
セミナーやコンサル、勉強会に、大金をつぎ込んでしまうのです。

これが、成功しない起業家の、典型的なパターンです！